現在GVAダンパーは厚み5ミリを確保している。 また、左右15ミリでロックすると、拘束板同士がぶつかり、ダンパー破断を防ぐスライド・ロック機構となっている。 この理由は、振動という繰り返し現象、あるいは大きな余震を想定して、ダンパーそのものの破断を防ぐことである。 そのためにはダンパーの塑性変形許容比である500%以内に余裕をもって収める必要があった。 具体的なロック状態は静的な加力実験(建築基準法で規定されている変形荷重耐力試験)ではフレームの変形角1/100におこる 。しかし、動的実験ではダンパーが速度依存を示すため、加振速度によりロック時期が異なってくる。行った壁実験では1/60でロックが確認された。 ロック後、静的加力試験では、最大8tの最終耐力を発揮する。このとき、GVA工法は耐震工法となって、筋交いや面材の耐力と合計され、予期できない巨大地震でも、ダンパーを壊さず踏ん張るように設計されているのである。